メリタ社の8つ穴のコーヒードリッパーです。穴の数と文字(Melittaのフォント)から1930年代(1934年から1938年)のものだと推測できます。陶器製のフィルターは1919年に誕生し、1934年から1938年は4つ穴もしくは8つ穴、その後4つ穴、1954年あたりからは3つ穴、その後1つ穴のフィルターで統一されました。素材も真鍮からアルミニウム、陶器へと移り変わったり、穴の空いている面(部分)の形や内側の溝の変化はありましたが、基本的なフォルムは現在までほとんど変わっていません。この8つ穴のフィルターはドイツでも希少なコレクターズアイテムとなっています。
文字は明るめの緑味のある暗い青色です。ドイツ語で「早出しフィルター、6~15杯用、ドイツの特許」と記載されています。記載されているDeutsches Reichはドイツ国という意味で、この国号は1945年まで使われていました。
✳︎サイズ✳︎
口径: 約15cm(内径13.7cm)
底抽出部分: φ10cm
カップに乗る部分: φ12cm
高さ: 約13cm
673g
古いものなので写真で見るよりも小さなキズやスレや変色、使用感などあります。内側・外側に製造時にできた凹凸あります。口部分に大きめの凹凸ありますが、カケではなく製造時についたものです(画像11,12枚目)。うっすらと黒点もあります。平らなところに置いて手で揺らすとガタガタしますが、使用の際にカップやポットに乗せるので問題ないです。約90年前のドリッパーにしては状態はいいと思います。
写真の色味が実物に近く映るよう努力しておりますが、ご使用の端末によっては若干差がある場合がございます。撮影小道具(マッチやカップ)は付属しません。
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Melitta 103 8つ穴みどり
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